2011年04月25日
YELL

ドクターS、こんなこと教えてくれました。
終末医療では、“死”は実に穏やかに、時間をかけてやってくる。
テレビで見るような呼吸困難、痛みに苦しみ悶えながら逝く…そんなことはない。
死の兆候がみられたら(意識が遠のくなど)、往診のドクター、訪問看護ステーションに連絡を入れておき待機してもらう。
家族が望めば、ドクターに別室で待機してもらい、十分な時間をかけてお別れすることも可能。
ドクターは、死亡診断書を書くために来てもらうのだけれど、死亡した時刻というのはドクターが確認した時刻になる。
多くの場合、そうして家族も落ち着いた状態で“死”を受け入れているんだそうです。
実際、呼吸が止まったと思っても暫くしたら呼吸しはじめたり、ということもあるみたい。
本当に本当にゆっくりと眠りにおちてゆくように逝く…。
もし、慌てて救急車を呼んでしまうと、蘇生、延命処置がとられてしまうので望まない結果になることも。
だから、自宅で看取りたいと思うなら家族がきちんと覚悟しておかないと。
最期のイメージをしておかないと。
ドクターSは、やさしく、だけどキッパリと話してくれました。
これは、私だから言ってくれたのかも。“長男の嫁”という立場をわかってくれているから言ってくれたのかな。
たまたま今日、おとうさんもおかあさんもドクターSとは会わずに呼吸器科の方に行ったからね。
ドクターS!
私への“エール”を感謝しますm(__)m
だけど、帰ってきて一人になってから急に…泣けて泣けて仕方ない。
本当に、“その時”が来るんだ、と改めて認識させられて…
“OM MANI PADME HUM”☆なお☆
Posted by なお☆ at 18:10│Comments(0)
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